それぞれの歯並びに合わせた治療方法

歯科矯正治療は、治療を受けられる患者様の年齢やお口の状態によって、治療方法が異なります。
あごの成長が期待できる子供時代には、ご自分の成長する力を利用して顎や歯に力を加えていくことで歯並びを修正することもできます。

すでに成長の終了した大人の場合には、顎に対して、歯のサイズが大きい場合には、薄く研磨してサイズを小さくすることや、小臼歯など歯を抜くという選択肢もあるでしょう。
正直なお話、治療を行う先生の所属していた大学によっても、その流派が若干ですが異なる点も否めません。
治療方法に疑問がある場合には、ご遠慮なく質問をし、ご納得いただいたうえで治療を開始することが大切です。
では、出っ歯の治療方法について例を挙げてみましょう。

前歯が目立つ理由は?

前歯が目立つ状態は、いわゆる出っ歯の状態です。
有名コメディアンなど、イメージが付きやすいのではないでしょうか。
チャームポイントである反面、出っ歯の場合には、歯が乾燥しやすく、虫歯になりやすく、特にお子様や高齢者の場合には、前方に転んだ場合にお顔から倒れてしまうと、歯を折りやすいといった怪我のリスクも高いことが言えます。

では、出っ歯の理由は何でしょうか?
一概に出っ歯といっても、実は原因は大きくわけて3つ挙げることができます。

1.歯の傾きに原因がある場合

歯の傾きに原因がある場合というのは、小さなお子さんの指しゃぶりをイメージしてみてください。
特に、親指を上の前歯の裏側から押すように吸っていると、習慣的に歯を唇側に押し上げる状態になっています。
これにより、歯が大きく唇側に傾いてしまい、前歯が目立つ出っ歯になっています。
この場合には、ワイヤーをつけて徐々に弱い力を加えることで、正しい位置に歯を戻す治療を行います。

2.歯のサイズが大きく、歯列に収まらず飛び出てしまっている場合

上あごのサイズに対して、各歯の横幅が大きく、歯列弓にアーチを書くように歯が並ぶことができない場合にも、前歯が目立つ出っ歯の状態になる方がいらっしゃいます。

この場合には、歯の横幅を薄く研磨しサイズを小さくしてからワイヤーをかけて、歯を並びそろえる治療方法や、場合によっては、小臼歯を左右で1本ずつ抜歯を行うという治療方法が選択されます。

3.顎の位置関係に問題がある場合

難しいのは、この顎の位置関係に問題があるケースかもしれません。
今年に入ってから、口元の整形手術を行った女優さんがいらっしゃいましたが、軽度の場合には、手術を行うことなく、治療を行うことが可能です。

お子様の場合は、あごを含めた骨の成長する力を利用して、成長する方向をコントロールすることで、正しい位置関係に導いていくことが可能です。
この場合、歯につけるワイヤーの他に、ヘッドギアといった装置を1日のうちに数時間つけていただく場合もあります。
成人の場合には、身体の成長する力を利用することができませんので、アンカーといった小さなスクリューを顎に埋め込むことで、歯列を後方に下げることも可能です。

大切な症状の分析と、適切な治療方法

出っ歯の治療方法を簡単に説明いたしましたが、出っ歯とひとくくりにしても、その原因は患者様それぞれによって異なっています。
また、出っ歯の程度を含め、お口の状況や年齢など、条件はそれぞれ異なっているのです。

そのため、大切なのは患者様それぞれの症状の分析です。歯科矯正医による、正確な症状の分析は適切で最も有効な治療手段を導き出すためには必要不可欠です。
出っ歯の原因が、歯の傾斜のみであるのか、上下のあごの位置関係にあるのか、など様々な手法により分析し、治療方法を選択していきます。

まとめ

それぞれの歯並びに合わせて、治療方法は異なっています。個々の患者様のお口の状態や、年齢など、矯正歯科医師は、様々な情報を分析し、適切で有効な治療方法を選択し、提示します。
場合によっては、歯を抜くことをお勧めするケースや、装置をつけるといった提案があるかもしれません。
歯科矯正治療において、大切なのは患者様がご自身の受ける治療を理解し、ご納得したうえで治療を開始することです。

ご自身の歯並びにご不安な点がある場合には、まずは歯科矯正医によるカウンセリングをお勧めします。
それぞれの歯並びあった治療方法を提示され、不安を解消したうえで、患者様―歯科矯正医で協力し、治療を進めていくこと大切です。

 

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